ウイルス絡みの情報だらけで最近全然外出てないな、日光に当たってないなという人も多いのではないでしょうか?
日の光を浴びることは実にたくさんのメリットがあります。
特に、「日光に当たることで体内でビタミンDを生成できる」ことは非常に大きなメリットとして挙げられ、人体で吸収されるビタミンDのうちおよそ80%は日光によるものと言われています。
「日に焼けたくないな。。。」
「白い肌でいたいな。。。」
という人も、1度日光によってもたらされるメリットを知っておいて損はないですよ!
では、そもそもビタミンDとは何か、についてから説明していきます。
目次
ビタミンDって?
ビタミンDは脂溶性ビタミンといって、水に溶けにくく脂に溶けやすいという性質を持っています。
ビタミンDにはD2〜D7までがあり、中でも効果が高いとされているのがビタミンD2とビタミンD3です。
D4〜D7は体に及ぼす効果があまり高くなく、重要度も低いため注目して取り上げられることは少ないです。
「あれ?D1は?」
と思った人もいるでしょう。
ビタミンD1は以前ビタミンD2の混合物に名付けられていましたが、後に誤りだということがわかり、現在では使われていない名前なんです。
ビタミンDの効果
ビタミンDは、私たちが明るく・健康で・若々しくいるためには欠かせない栄養素の1つです。
どんな効果があるか、いくつか例を挙げてみます。
骨を丈夫に・健康的に保つ
体に入ったビタミンDは肝臓や腎臓で吸収され、リンやカルシウムなどのミネラルを骨に吸収されやすくします。
これによって、カルシウムが主成分である骨の成長や形成を助けてくれます。
また、体内のカルシウム濃度を一定に保つことで、破骨細胞の働きを抑える働きがあります。
反対にビタミンDが不足すると骨粗鬆症などの疾患を引き起こすこともあります。
筋肉を強くする
ビタミンDは間接的に体内のたんぱく質が筋肉に合成するのを促す働きがあると言われています。
このビタミンDが不足すると筋肉量や筋力が低くなり、反対に脂肪の量が増えたという研究結果もあるようです。
体内の免疫機能を高める
近年の研究では、血液中のビタミンDの濃度が適切な値を保っている人はガンを発症するリスクが低いという研究データもあるようです。
こころが健康的になる
ビタミンDは、精神や自律神経のバランスを整えるセロトニンやドーパミンといった脳内神経伝達物質の分泌を促すと言われています。
ストレスに耐性がついたり、気持ちがポジティブになったり、幸福感を感じやすくなります。
こういったいわゆる「幸せホルモン」が欠乏することによって起こるうつ病や認知症の改善にも効果があると言われています。
ビタミンDが多く含まれる食品
ビタミンと聞くと、野菜や果物などの緑黄色野菜をイメージする人が多いでしょう。
しかし、実はビタミンDはトマトやニンジン、ピーマンといった野菜や果物にはほとんど含まれていません。
具体的には
ビタミンD2
きのこ類(しいたけ、まいたけ etc…)、きくらげ etc…
ビタミンD3
魚肉(あんこう、鮭、イワシ etc…)、バター、卵黄 etc…
などの食料品に多く含まれています。
魚や卵なのにビタミンって。。。ちょっと意外ですよね?
これらの食品から摂れるビタミンDは、私たちが体内で生成するビタミンDのうちの20%に相当すると言われています。
日光を浴びよう!
私たちの皮膚には太陽の光、つまり紫外線が当たると体内でビタミンDに作り変える細胞があります。
冒頭でも紹介した通り、こうして作られるビタミンDはなんと全体の80%にも登るとも言われているんです!
オススメの日光浴の仕方
環境省や数多くの学会が色々な研究結果を発表していますが、だいたい
・1日〜3日に1回
・1回あたり 夏場:15〜30分程度 冬場:30分〜1時間程度
をおすすめしているものが多いです。
ただ、肌が元々黒い人、つまりメラニン色素が多い人は紫外線に当たってもビタミンDを生成しづらいというデータもあるので、該当する人は上記の時間に15分ほどプラスして日光を浴びるといいかもしれません!
日光浴の注意点
適度な日光浴は体内のホルモンや栄養を整えるのに非常に効果的ですが、くれぐれも浴びすぎは禁物です。
日焼けのしすぎは火傷など、皮膚の炎症を引き起こしたり、シミやシワの原因になってしまいます。
また、紫外線が細胞を破壊してしまい、酷い場合では皮膚ガンを引き起こすこともあるので、日光を浴びる時間には十分注意しましょう。
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