マカオというとカジノやギャンブルの印象が強く、グルメとは程遠いイメージを強く持っている人が多いのではないでしょうか?
しかしつい最近まで150年以上もポルトガルの植民地だったマカオには、それまでの広東系とポルトガルが融合した独特の文化が至る所に残っており、グルメもまた例外ではありません。
今回は、マカオに行ったら絶対に食べておきたいグルメ5つとそれぞれのオススメのお店をいくつかご紹介します!
目次
①エッグタルト
日本食なら寿司!おにぎり!
というように、マカオのグルメの中で最も有名な食べ物と言えば間違いなくこのエッグタルトでしょう。
様々なメーカーやお店で売られており、それぞれの店によって味やこだわり、アレンジにも違いが見られます。
Lord Stow’s Bakery(澳門安徳魯餅店)
1989年にープンしたこの老舗は連日多くの観光客が詰めかける、マカオ式エッグタルトの元祖です。
上品というか。。。高級なお店の味がします。
もはやテンプレともいえる「外はカリッ、中はフワッ」のフレーズを体現したような一品でした。
1つ200円ほどとお手軽なお値段なのもイイ!
コロアネ村の本店に加えてマカオ内にいくつか支店があります。
コロアネ村にある本店はバス停を降りたすぐ近くに建っています。
比較的大きな通りに面しており、人の多い観光シーズンだと賑わっているのですぐにわかると思います。
ちなみにこのロード・ストウズ・ベーカリーはアンドリューのエッグタルトと名前を変えて日本でも展開しています。
日本に帰ってきてここの味がふと懐かしくなったら、マカオを思い出しながら立ち寄っても楽しいかもですね!
新好利珈琲餅店麵食
初めて店名を見た時はコーヒーなのか餅なのか麺なのかいまいちピンとこなかったこのお店ですが、ここ新好利珈琲餅店麵食はタルトの種類が豊富です。
たくさんあるタルトメニューの中でも右の白い「ツバメの巣タルト」が特に人気なんです。
左のエッグタルトはロード・ストウズ・ベーカリーと食べ比べということで。。。
ちょっと不思議なメニューも。
新好利珈琲餅店麵食はタルト以外にも、他の店では味わえない一風変わった独特なメニューやドリンクも多く、珍しいもの好きや旅の思い出にはもってこいのお店です。
マカオのソウルフード(?)ともいえるエッグタルトはマカオ内に山ほどお店があるので、色々なお店を回って食べ比べてみても面白いですよ!
②カレーおでん
日本でおでんといえば冬の風物詩ですが、1年を通して暑いマカオではそんなことはありません。
マカオで手軽に食べられる屋台グルメの鉄板といえばカレーおでんなんです!
いい感じに出汁が効いていて、なんていうか多分おふくろの味です。
マカオのカレーは辛い物好きな僕からしてもハンパなく辛い!
辛さを選べるので、辛いのが苦手な人は「No Spicy」の一言をお忘れなく。。。
マカオ観光で絶対に外せないスポット、セナド広場の周りに所狭しとカレーおでんの屋台が並んでいます。
恆友魚蛋
数あるカレーおでんの中でも個人的なイチオシは間違いなくここ!
中国語で友達を意味する朋友(peng you)に読みが似ているのでそういう感じの意味なんですかね?
僕は広東語は読めないのでわかりませんが。。。
魚のすり身や芋など、好きな具材を選んで店員さんに渡すと、カレースープに注いでくれます。
上でも書きましたが、この時「辛いやつでも大丈夫?」と聞かれるので、耐性のない人は忘れずに伝えましょう。
マカオの「辛い」をナメてはいけません。。。
恆友魚蛋はセナド広場の周りのごちゃごちゃした区画にもいくつか店を構えています。
割と混み合い、待つことも多いので人の少ない屋台に移るのもアリかと。
③西多士(フレンチトースト)
マカオ流フレンチトースト・西多士は日本で目にするフレンチトーストとはひと味違います。
揚げた食パンにバターやハチミツをたっぷりと使った分厚い箱のような見た目をしており、まあ見たまんまカロリーお化けです。
トッピングにチョコチップが乗っていたり、小豆やチーズがかかっていたりと、アレンジも幅広いマカオ流グルメです。
馬慶康(Loja de cafe Nam Tin)
地元の人たちだけでなく、観光客からも絶大な人気を誇るのがこの馬慶康。
僕もお昼の時間を少し外して行ったのですが、それでも道に行列ができるほど。
写真は馬慶康の看板メニュー、阿華田西多士。
アッツアツのトーストにココアパウダーとバター、チーズがドカンと乗ったなんとも豪快な西多士。
そしてその横に写っている瓶の飲み物はマカオの国民的ドリンク・阿華田(オバルチン)。
この2つの味が絶妙にマッチすると評判のメニューなんです。
カロリーなんて気にしたら負けですよね。
馬慶康はカフェという括りらしいのですが、こぢんまりとしたローカルな食堂のような感じです。
一見カフェっぽくないので見落として通り過ぎてしまわないようにしたいですね。
④アフリカンチキン
鶏肉をスパイスとココナッツミルクをミックスしたソースの中でじっくり煮込んで作るピリ辛のチキン・アフリカンチキンはマカオ料理を代表するグルメの1つです。
16世紀の大航海時代、船乗りたちが航海の中継地点であるアフリカの鶏料理に様々なアレンジを加えたものが現在のアフリカンチキンの原型と言われているそうです。
まさにチキン界の海賊王のような料理というわけですね(?)。
沙利文餐廳(Restaurante Solmar)
どのガイドブックにも載っているほど、マカオの有名レストランの1つに数えられる沙利文餐廳。
日本語のガイドブックには「ソルマー」や「ソルマー・レストラン」の名前で紹介されているものもあります。
1961年に創業という、60年近い歴史を持つ老舗レストランです。
今まで挙げたレストランほどリーズナブルな価格ではありませんが、高級感漂う店内で味わうポルトガル料理・マカオ料理は格別です。
セナド広場前の大通りに面したアクセスしやすい立地です。
⑤ポークチョップバーガー
豚肉をバンズで挟んだポークチョップバーガーはマカオを代表するファストフードで、漢字では豬扒包と表記します。
豚肉をバンズで挟んだだけ、という実にシンプルなB級グルメなのですが、これがまたジューシーで旨いんです!
その味わいから観光客はもちろん、ローカルの人々の熱狂的な支持を受けてミシュランのガイドブックに掲載されるほど。
ポークチョップバーガーに使われる豚肉は基本的に骨付き肉なので思いっきりかじりついてガリッとならないように。。。
店によって揚げ方や焼き方が異なり、チーズやレタス、タマゴなどが挟んである場合もあります。
アレンジやトッピングの幅広さはさすがファストフードですよね。
大利來記
ポークチョップバーガー発祥の地であり、人気の火付け役となったのが1968年創業の大利来記なんです。
メディアでも話題になった氹仔にある本店には、連日多くの香港や中国本土からの観光客が訪れます。
観光シーズンは列に並んでの順番待ちは必至ですが、徒歩圏内には持ち帰り用が用意されており、スムーズに受け取れる支店もあるそう。
限られた時間の中での観光には嬉しいサービスですね。
僕は氹仔にある本店にしか行ってないので真偽のほどはわかりませんが、ネットには店によって価格が異なるという情報も。
まとめ
国土が小さく、簡単に回れてしまうマカオだからこそ、「あそこも行っとけばよかった!」「ここも周り忘れてた。。。」とならないようにしたいですね!
すぐ隣にあるのに香港とは大きく異なるマカオグルメ、楽しんでみませんか?
コメント