大好きなスイーツやお酒も我慢して、毎日走って。。。
「なのになんで体重が落ちないんだ!」
少なからずこういう経験をしたことがある人はいるでしょう。
ダイエットを始めるとスルスルと体重が落ちていく人もいれば、停滞したままなかなか変動しない人もいます。
僕は日頃からパーソナルトレーナーとしてダイエットのお手伝いをさせてもらっているのですが、後者の人たちには大体共通している”原因”があります。
今回は、そんな考えられる代表的な原因を5つリストアップしてみました。
思うようにダイエットが進まない、という人は当てはまっているものがないかチェックしてみましょう!
①食べる量が極端に少ない
「太りたくないから食べない」とは、これから初めてダイエットに挑戦しようという人に多く見られる常套文句ですが、過去に1度はこの方法を使って体重を落とそうとした経験があるという人も多いのではないでしょうか?
ズバリ結論から言うと、こういった食べないダイエットはオススメしません!マジで!
摂取するカロリーが少ないと筋肉量が減少していき、結果としてこれが代謝の低下を招くことになります。
代謝が低いと脂肪が燃焼されづらくなってしまい、じわじわと体脂肪が体に蓄積されていくため、その一時は体重が減ってもその後にリバウンドを招くことになります。
自分の基礎代謝や活動代謝を知って、必要な栄養やカロリーはしっかりと摂りながらダイエットを進めていきましょう!
代謝の計算方法やどれくらいの量の食事が必要かについては下の記事にまとめてあるのでチェックしてみてください。

②水分が少ない
喉が渇かないから、と水分摂取をおろそかにしていませんか?
水は1日に 体重(kg)x 0.3 ~ 0.4 ℓを目安に摂るのがオススメです。

私たちの体の約60%、筋肉の70%近くは水でできています。
これらの材料である水が足りなくなると筋肉量が減り、消費カロリーや代謝が下がってしまいます。
筋肉量を落とさないことの重要さについては上の項目でも述べましたが、
積極的な水分の摂取が重要な理由としてその他にも水には摂取した栄養を体中に運ぶはたらきや、老廃物を体外に排出するはたらきもあります。
水の入ったペットボトルを何日も屋外に放置していると腐ってしまいます。
もし自分の体内の水分にも同じことが起きているとすると、当然体にいいわけないですよね?
乾燥を防ぎ、常にフレッシュな水分で細胞を潤しておくためにも1日を通してこまめに水分を補給するように心がけましょう!
③夜の食事量が多い
昼と夜、同じ量の栄養を摂った時でも昼に摂ったカロリーの方が早く消費されやすいとも言われています。
これは一般的に就寝前よりも午前や昼間の方が活動量が多く、消費されるカロリーが多いためだと考えられています。
夕食はできるだけボリュームを抑え、体脂肪として蓄積されやすい炭水化物の摂取は控えて筋肉や体細胞の修復に必要なタンパク質とビタミンを多く摂取するように心がけてみましょう。
肉類とサラダなどがオススメです。
プロテインで手軽に済ませようという場合は、腸でゆっくり吸収されるカゼイン・プロテインの摂取がオススメですよ!!
また、一般に寝る3時間前には食事を終えておくのが理想だと言われています。
これは、食べ物が消化されて胃が空になるのに通常2〜3時間、長い時で5時間ほどかかることもあると言われていることからです。
どうしても仕事や生活のスタイルによって夕食が遅くなってしまう人や、睡眠時間を確保するのが難しい人は就寝の1時間半前を目安に食事を終えるようにしてみましょう。
④睡眠時間が短い
1日7〜8時間の質の良い睡眠をしっかりととりましょう。
筋肉はもちろん髪、爪、肌など、私たちの体は寝ている間に作られます。
どんなに運動をがんばっても筋肉を成長させたり、脂肪を燃焼させるためには成長ホルモンなどによる、睡眠をしっかり行うことによるリカバリーの時間が必要なのです。
2005年、アメリカ・コロンビアからは平均7〜9時間の睡眠を摂っている人たちに比べて睡眠時間が4時間以下の人たちは肥満率が73%も高かったという研究結果も発表されています。
また、アメリカ・スタンフォード大学の研究によって、8時間の睡眠を摂っ
た人たちに比べて、睡眠時間が5時間以下の人たちは食欲を引き起こすホルモンである”グレイン”が15%も高く分泌されているということもわかっています。
ダイエットはもちろん判断能力の低下やストレス、体の不調など、睡眠時間の不足はイイことなしですね。
⑤炭水化物と脂質を同時に摂ることが多い
炭水化物と脂質を一緒に摂ると脂肪として吸収されやすくなるということがわかっています。
食べ物だとハンバーガーやラーメン、カレーや揚げ物類などが代表例です。

炭水化物と脂質、どちらかをカットしてダイエットを進めている場合は問題なさそうですが、これらのどちらも摂取しながら総カロリーを抑えてダイエットを進めていく場合は、炭水化物と脂質をできるだけ同時にたくさん摂取しないように、時間を分けて摂ってみましょう。
③でも触れたように、昼間の摂取カロリーを増やして夕食のボリューム・炭水化物を少なく抑えるという意味でも昼は炭水化物、夜は脂質とざっくり分けてあげてもいいかもしれませんね。
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