「痩せたい」
「スリムになりたい」
というのはもはやお決まりとも言えるほどポピュラーな悩みですが、その基準として腹筋が割れていることが大きな基準になっている人は多いと思います。
結論から言うと、腹筋を割りたいならスクワットするのが一番手っ取り早いです。

この記事でその理由をいくつか挙げていきますね!
目次
理由①:他の種目に比べて消費カロリーが桁違いに高い
意外な事実かもしれませんが、どんなに太っている人でも体重の重い人でも、腹筋は常に割れているものなんです。
腹筋が割れていない状態というのは腹筋を6つや8つに切り分けている腱盤と呼ばれるミゾの上に皮下脂肪が溜まっていくことによって腹筋のスジが消えて見えなくなっているだけなんです。
つまり、腹筋を割るには皮下脂肪を減らすことが絶対に必要なんです。
大きな筋肉を動かすのには大きなエネルギーが必要になります。
体の中で大きな体積を誇る筋肉群がいくつも動員されるスクワットの消費カロリーはとても大きなものなので、皮下脂肪を燃焼させて腹筋を割るのにはこれ以上ない種目というわけです。
理由②:体勢を維持するのに腹筋が使われる
スクワットはボトムポジション(腰を落とした位置)でバランスをとるために、お腹に腹圧と呼ばれる大きな圧力がかかります。
腹圧は背中や腰を保護する天然のコルセットの様な働きをし、背骨を曲がりにくく、体幹が安定させます。
バーベルスクワットでは、背中に担いだバーがブレて落下してしまわないように、しゃがんだ時に頭や方が重さに負けてしまわないようにするために腹圧を高めて、腹筋の力で体幹を維持する必要があります。
背中が曲がらない様に、背筋をピンと伸ばすのは大前提ですが、その時にお腹にもグッと力を入れたまま動作を行ってみましょう。
こうすることで腹圧の強化はもちろん、背中の反りすぎや過度な骨盤の前傾を防いで怪我のリスクを下げることができます。
腹筋が弱くて腹圧をかけるのが苦手だという人にはパワーベルトがオススメですよ!
理由③:呼吸をする時にも腹筋が使われる
筋肉を動かすためにはエネルギー、酸素が必要です。
酸素は血液によって筋肉まで運ばれてきます。
特にスクワットの様に多くのエネルギーを必要とする運動では筋肉に大量の酸素を送り込む必要があるため、必然的に呼吸が非常に大切になってきます。
この呼吸は体の内側にある腹横筋や内肋間筋といった腹筋群が伸び縮みすることで行われます。
規則的に呼吸を行いながらスクワット動作を行うことで、お腹周りの筋肉を内側から刺激することができるんです。
内側の腹筋が発達することで外側の腹筋が前面に押し出されて腹筋の割れ目が出てくる場合もあります。
スクワットで腹筋を割るためのポイント
ポイント①:股関節・膝関節をしっかり使う
体積の大きな大腿四頭筋や大臀筋をフルに使うためにはそれぞれ膝関節、股関節がしっかりと折り曲げられ・伸ばされる必要があります。
膝関節や股関節をしっかりと曲げるためにはお尻を深く落とすことです。
具体的には大腿骨(ふとももの骨)が地面と並行になるまでしっかりと腰を落としましょう。
ポイント②:息は鼻で吸い、口で吐く
力を入れる時、踏ん張った時に息を止めるクセがある人は要注意です。
スクワットなどの激しい運動をする時に正しく呼吸が行えていないと血液を上手に体の隅々まで運ぶことができないだけでなく、心肺機能にも大きな負担がかかってしまいます。
スクワットだけでなくどの種目もそうですが、力が抜けていく時(ネガティブ)に息を吸い込み、力を入れる時(ポジティブ)には短く・強い息を吐くようにしましょう。
また、吸い込む空気と吐き出す空気が交じらない様に、息を吸う時は鼻から、吐く時は口から呼吸してみましょう。
こうすることで呼気と吸気の経路をしっかり分けることができ、より多くの酸素を取り込んで二酸化炭素をしっかりと排出することができます。
ポイント③:背中は常にまっすぐに
”背中を曲げずに胸を張る”とはもはやスクワットにおける代表的な注意事項ですよね。
背筋をピンと伸ばして動作を行うと腰や背骨への負担を和らげ、呼吸器の負担を減らすことができます。
しかし、これを意識しすぎて骨盤を反らしすぎてしまう、いわゆる「反り腰」になってしまうと腹筋に上手く力が入らなくなり、腹圧を高めることができなくなってしまいます。
重さに耐えるための腹圧が弱いと背骨へのダメージを軽減することができず、怪我のリスクを高めてしまいます。
スクワットで腹筋を割ろう!
スクワットは非常に大きな力を使うことができると同時に、特別な道具を必要とせず、場所を選ばずに手軽に行えるトレーニングでもあります。
腹筋を割るためにわざわざジムに通うのはなぁ。。。という人は自宅で・自重でスクワットを始めてみましょう!
ジムに通っている人はいつもより重いプレートをセットしたり、重いウエイトに挑戦してみましょう。
自重でトレーニングしている人は手に重りを持ったり、背中に重いものを背負ってやってみるのもアリですね。
オススメは 1セット10回 x 3 です。
慣れてきたら少しずつ負荷や回数を上げて行ってみましょう!
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